糖尿病の診断基準
糖尿病は、高血糖状態が続く病気です。
したがって糖尿病の診断時には、自分が高血糖状態にあることを日を変えて2回確認
してもらう必要があります。血糖が非常に高くて、明らかな糖尿病の症状(喉の乾き、
多飲多尿、説明のつかない体重減少など)がある場合は、高血糖の確認は1回で
よいでしょう。HbA1c(過去数ヶ月間の平均血糖を示す検査)が6.5%以上のときも、
確認は1回で結構です。
注)糖尿病が疑われる場合は、血糖値と同時にHbA1cを測定する。
同日に血糖値とHbA1cが糖尿病型を示した場合には、初回検査だけで糖尿病と診断する。
日本糖尿病学会糖尿病診断基準に関する調査検討委員会:糖尿病の分類と診断基準に関する
委員会報告、糖尿病53:458、2010より一部改変