心拍数を用いた運動の強さ
運動の強さは VOmax(最大酸素摂取量)との比を用いるのが正確です。心拍数で代用されることが多いのですが、少し注意が必要です。
よく次の計算式が運動の本に見受けられます。
この計算式の問題は2行目の最大心拍数の計算です。「最大心拍数 = 220 - 年齢 」はカルボーネン法として紹介されますが、カルボーネン自身はこの計算式を発表していません(JEP online 2002) 。フォックスが言い出しっぺのようですが、彼は自分で実験研究をしておらず、まとめを書いたにすぎません。しかも彼のまとめを再検討しても 「220 - 年齢」の計算式は出てこず、「215.4 -(0.9147 x 年齢)」の式になるそうです。
「最大心拍数 = 220 - 年齢 」の計算式は誤差が大きいですので、目安程度に考えるのが良いでしょう。
よく次の計算式が運動の本に見受けられます。
目標心拍数 =(最大心拍数 - 安静時心拍数)×運動強度(%)+ 安静時心拍数
最大心拍数 = 220 - 年齢
この計算式の問題は2行目の最大心拍数の計算です。「最大心拍数 = 220 - 年齢 」はカルボーネン法として紹介されますが、カルボーネン自身はこの計算式を発表していません(JEP online 2002) 。フォックスが言い出しっぺのようですが、彼は自分で実験研究をしておらず、まとめを書いたにすぎません。しかも彼のまとめを再検討しても 「220 - 年齢」の計算式は出てこず、「215.4 -(0.9147 x 年齢)」の式になるそうです。
「最大心拍数 = 220 - 年齢 」の計算式は誤差が大きいですので、目安程度に考えるのが良いでしょう。
平成28年8月29日
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